うれしがり

大阪言葉あいうえお
う

うれしがり


こちら道修町研究所
今成主任の取材まわり
今日も空堀商店街にて

だいたい 昔から
「オオサカジンは
うれしがりが 多いな」と
OOB(オオバァ)さん。

そやな 他の地域で
「ヒョウ柄の服 着てる人
おらんらしいからな」と
YOB(若いバァ)さん。

派手な豹柄が
自分に似合うとおもて
着てるうれしがり

けど 街の人も
何の違和感も無しに
やりすごす大阪

そんな 自分も
うれしがり…やろな
と おもたその時
今成主任の携帯に着信音
アッ会議の時間や
遅れる旨メールして帰社。

「何か取材した？」と
庶務のドン・トラ子。

「うれしがり…」と
自信無さそうに答えると

「良い物を持っているんだから
自信を膨らませろ…」と
川藤顧問。

「ハァ…？」

顧問 続けて
「凡打でも 堂々と帰って
来れば良い」

「ハァァ …？」

この言葉は 日ハム
選手時代の森本稀哲が
凡打して スネ顔で
ベンチに戻った時

そのふて腐れ態度を
見ていた新庄剛志選手が
森本に
投げかけた言葉なんや。

川藤顧問は
うれしがり…の
言葉から直ぐに
選手時代の
新庄剛志を 思い出した。

阪神時代
新庄選手に コーチが
下半身筋トレを
命じた。
けど 彼は 拒否した。

「何で？」と トラ子。

新庄の拒否理由が…
「Gパンが似合わなくなるから…」

ほんまかいな？

当時の野村監督が
新庄にバッティングの
セオリーを 説いていた時の事や

「監督 監督」と
野村克也監督の言葉を
さえぎった。

「何で…」と 今成主任。

新庄は
「監督 いっぺんに
教えて頂いても
わかりません…」と。

「何やて…ハァ…？」と 野村監督。

てっちり屋の河豚
ちょうちんみたいな
顔した野村監督に

新庄は 笑顔で
「今日は これ位に
して下さい」と。

野村監督は
私(野村)の言動を
超えていた新庄を
宇宙人…と呼んだ。

新庄の素質は抜群
天才と言っても良い…
素直な明るい性格で…

「ここから大切な言葉やで…」と
川藤顧問。

チームのムードメーカに
なることが出来る
唯一無比の
長所をもっている…と。

つまり
野村監督は
「天から与えられた
うれしがりの才能を
新庄が持っている…と
見抜いていたんやろな」と
川藤顧問。

ほんまかいな？

知らんけど

(蛇足)
うれしがりの
ビックボスから
呼び方もかえ

日ハム 新球場
[エスコンフィールドHOKKAIDO]で
本気で 勝つ気の

日ハム新庄監督の信条
努力は一生 本番は一回
チャンスは 一瞬

「新庄監督の采配に
期待して
見よやないか…」

「マジで ブラボー！や」と
横町の大旦那

うれしがり
≒調子に乗って物事を
何でも喜ぶ人を指していう。
≒お調子者