ぺけぽん

大阪ことばあいうえお　へ

ぺけぽん

ガチで勝負のプロ　
いつもいつも勝てるわけがない。

勝ったり負けたり
ハナマルやったりペケポンやったり…

こちら道修町研究所

鳴尾浜の2軍の虎の試合を
TVで観ていたら…

去年　1軍ベンチの
席を獲っていた連中
『新井弟　狩野　俊介　今成に　
捕手の坂本…ゴロゴロいてる』と　庶務のドンふら子。

２軍には
アキレス腱リハビリの西岡選手も
ドラ１の大山も　いてるけど
忘れてしまわれそう…

大相撲でも
幕下と十両をいったりきたりの
力士がいてる。
がんばって　十両に定着すると　
今度は　十両と幕内をいったりきたり。

プロ野球も　２軍と１軍
いったりきたりしてる選手が…

いったりきたりさせて
もらえるなら　まだ　良いけど…
２軍に固定してしもてる選手は
ペケポンやろ…。

掛布二軍監督は　陽川を
なんとか　１軍に…と　
考えているけど
陽川級は　１軍のひかえでも　
数人座ってしもてるから…
席が空かん。

横田　植田　緒方　
２軍の色に染まってしまわんように

そこ突破せな席はとれんプロの世界。

道修町研究所も　
社員研修に力を入れている。

研修成績のクラス分けの
呼び方がA級所員B級所員と　
言うていたけど戦犯みたいやから…
呼び方を変えた。

一軍二軍　けど　これも2軍の営業が
担当してる得意先から
『君…2軍かいな…』と
ばれてしもたのでぐつ悪くなった。

なんで　所内研修評価を　
得意先が知ってるのやろ？

所内のことやのに
こんじょわるの
1軍営業が　バラすらしい。
『彼…まだ　2軍ですねん…』

所内であっても　油断したらアカン。

2軍は仲良しクラブちゃうのやからな。

こんじょわる≒性格のねじれた

庶務のドンふら子が　
人事の情報を　どこからか
耳にはさんできて
今成主任に　耳打ち…

『ぺけ　多かったらしいデ』
『ぺけ…て　何？』と　主任。　

『何…て？ペケポンやがな』
『ぺけぽん…て…？』

『答えが　まちごうてる…ぺけ』と　ふら子。

『あぁ…バツのこと？』

『そやから　ペケ　言うてるやん』

主任は　千葉の出やから
ペケという言葉を　基本　使わない。

なんやて
『ぺけ　大阪弁かいな…』と　経理女子。

東海地域　近畿地域　
山陽地域　北四国等が
ペケ表現の地域。

関東は
バツ　バッテン表現の地域。

九州は　かけ　×　かける。

PC方言辞典を見ていたら

津軽地域では　
ぺけのことを　
『えっけす…と　言うと　書いてあった』

この答　
まる？
それとも　
えっけす？

×印（ばつじるし）の　×は　
エックスと同じ…
津軽では　なまって　エッケス。

×　ペケは　言うまでもなく
『不可　悪し　ダメ…と　いうしるしなんやが』

江戸時代末期　
外国商社との商談が決裂した時　
×しるしをつけたところから
駄目な時のしるしとして
×が使われるようになった…

ほんまかいな？

どや知らん。

（蛇足）

掛布監督も　千葉やから　
ペケとちごて　　そのスィング
『バツ…と　言うてるのやろな』と　横町の大旦那。