そぉだんな
2017年03月05日
大阪言葉 あいうえお そ
そぉだんな
藤本義一さんやったかいな…
司馬遼太郎さんやったかいな…
そぉだんな…
関大の谷沢教授やったかもしれんが…
大阪のことばは
焼酎で言えば
甲類と乙類があって…
いつものモーニング
レッドデータブックに
『載りはじめるのかもしれん…な』と
鍋津根長老。
『なにが?』と 喫茶店のおばちゃん。
『古いオオサカジン』
『そうだっか…』と マスター。
ほらほら そんな言い方する
オオサカジン
『街でみかけんやろ…っ』と 長老。
『そぉいえば そぉだんな』と
わざと言うてる…
そぉだんな≒そうですね
言うてるとこに 横町の大旦那が
顔をだして…
『えぇニュース…読んだか?』
『なんだす…』と 同じく
わざとかましてるおばちゃん。
船場や丼池 道修町の商家で
使われていた言葉をこなしていた
オオサカジンは 既に(例えばの話)
レッドデータブックに
載せられてしもてるはずや。
けど
がちゃがちゃの吉本風
大阪ことばは 吉本が続く限り
残っていくやろ…
谷崎純一郎の小説に登場する
おおさかことばは 甲類
さきに 甲類乙類の説明しといたらな
『酒のまん人にはわからん』と 鍋津根長老。
酒税法上の区分で
焼酎は甲類乙類と わけられ…
甲類は
連続式蒸留機で蒸留を行ったため
新式焼酎と呼ばれていた。
抽出された焼酎甲類は
無色透明 ピュアで
クセがないのが特徴。
乙類は
原料のさつまいも 麦 そば 黒糖 等
単式蒸留機で風味を残したたまま
蒸留する旧式焼酎。
健康志向の流れにのり
本格焼酎の人気は高い。
なんじゃかじゃ
言うてはるけど…
つまり甲類は ピュアな
乙類は
穀物の雑味のうまさということやな…
藤山寛美さんの芝居に出てくる
おおさかことばは
どちらかといえば
甲類 つまり ピュアな言葉…
寛美さんのセリフは
『計算された洗練さがあったわ…な』と おばちゃん。
だれがじゃぁなにがじゃぁ
吉本新喜劇の言葉は 乙類
こちらは 雑味のある うまさ。
ことばは 雑草とおんなじやから
こっち側の言葉のほうが
残っていくのやろ…な。
話もどして…
『やってきたデ…100年ぶり』と 大旦那。
『なにが?』
『くきやがな…』
『歯ぐき?くきわかめ…?』
北海道の江差町の沿岸に
繁殖のために押し寄せた大量のニシン。
魚が産卵のために沿岸に大群でくる
特にニシンの場合
群来(≒くき)と いうらしい。
ニシン漁で賑っていた時代は
学校も群来(くき)休みになり 小学生まで
浜で手伝いをしたそうや…。
ニシン漁を手伝うやん衆
(季節労働者の連中)のことは
唄にもでてくるやろ。
その後 いっきょに衰退…
それが…
約100年ぶりの群来(くき)。
海藻に産み付けられたニシンの
卵が大量見つかった…
ニシンの稚魚の放流を 粘り強く
続けていた成果やったら
えぇのにな。
『さいでんな…』と マスター。
(蛇足)
ほんまに
『ニシンがもどってきてくれたら
はるつげうお…そのものになるやん』
なんです?
はるつげうお?
春告魚
『ニシンのことやがな』と
ニシン好きの横町の大旦那。
さいでんな≒そぉだんなの丁寧語
にしん≒鰊≒春告魚
そぉだんな
藤本義一さんやったかいな…
司馬遼太郎さんやったかいな…
そぉだんな…
関大の谷沢教授やったかもしれんが…
大阪のことばは
焼酎で言えば
甲類と乙類があって…
いつものモーニング
レッドデータブックに
『載りはじめるのかもしれん…な』と
鍋津根長老。
『なにが?』と 喫茶店のおばちゃん。
『古いオオサカジン』
『そうだっか…』と マスター。
ほらほら そんな言い方する
オオサカジン
『街でみかけんやろ…っ』と 長老。
『そぉいえば そぉだんな』と
わざと言うてる…
そぉだんな≒そうですね
言うてるとこに 横町の大旦那が
顔をだして…
『えぇニュース…読んだか?』
『なんだす…』と 同じく
わざとかましてるおばちゃん。
船場や丼池 道修町の商家で
使われていた言葉をこなしていた
オオサカジンは 既に(例えばの話)
レッドデータブックに
載せられてしもてるはずや。
けど
がちゃがちゃの吉本風
大阪ことばは 吉本が続く限り
残っていくやろ…
谷崎純一郎の小説に登場する
おおさかことばは 甲類
さきに 甲類乙類の説明しといたらな
『酒のまん人にはわからん』と 鍋津根長老。
酒税法上の区分で
焼酎は甲類乙類と わけられ…
甲類は
連続式蒸留機で蒸留を行ったため
新式焼酎と呼ばれていた。
抽出された焼酎甲類は
無色透明 ピュアで
クセがないのが特徴。
乙類は
原料のさつまいも 麦 そば 黒糖 等
単式蒸留機で風味を残したたまま
蒸留する旧式焼酎。
健康志向の流れにのり
本格焼酎の人気は高い。
なんじゃかじゃ
言うてはるけど…
つまり甲類は ピュアな
乙類は
穀物の雑味のうまさということやな…
藤山寛美さんの芝居に出てくる
おおさかことばは
どちらかといえば
甲類 つまり ピュアな言葉…
寛美さんのセリフは
『計算された洗練さがあったわ…な』と おばちゃん。
だれがじゃぁなにがじゃぁ
吉本新喜劇の言葉は 乙類
こちらは 雑味のある うまさ。
ことばは 雑草とおんなじやから
こっち側の言葉のほうが
残っていくのやろ…な。
話もどして…
『やってきたデ…100年ぶり』と 大旦那。
『なにが?』
『くきやがな…』
『歯ぐき?くきわかめ…?』
北海道の江差町の沿岸に
繁殖のために押し寄せた大量のニシン。
魚が産卵のために沿岸に大群でくる
特にニシンの場合
群来(≒くき)と いうらしい。
ニシン漁で賑っていた時代は
学校も群来(くき)休みになり 小学生まで
浜で手伝いをしたそうや…。
ニシン漁を手伝うやん衆
(季節労働者の連中)のことは
唄にもでてくるやろ。
その後 いっきょに衰退…
それが…
約100年ぶりの群来(くき)。
海藻に産み付けられたニシンの
卵が大量見つかった…
ニシンの稚魚の放流を 粘り強く
続けていた成果やったら
えぇのにな。
『さいでんな…』と マスター。
(蛇足)
ほんまに
『ニシンがもどってきてくれたら
はるつげうお…そのものになるやん』
なんです?
はるつげうお?
春告魚
『ニシンのことやがな』と
ニシン好きの横町の大旦那。
さいでんな≒そぉだんなの丁寧語
にしん≒鰊≒春告魚
Posted by どんならん
at 15:15
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