やまこはり

大阪言葉　６４
あいうえお　や　

やまこはり

そうこう言うてる間に
小池知事　五輪閉会式出席のため
リオに飛んで行ったがな…

いつものモーニング

はったりかます
人間は　昔から必ずおる…

『やまこはり…やな』と　喫茶店のおばちゃん。

それが　
町内のおっさんレベルやったら
『相手にせんといたらえぇのやけど…』と　マスター。

政治屋となると　
ほっとくわけにはいかん。

やまこはりの性格　プラス　
利権の為には　なんでもありの
恫喝能力があるもんやから
手がつけられん…

内田というおっさん。

あの石原都知事でさえ…
『頭を下げたというおっさん…』

どないもこないも　
このおっさんが　
都議会を差配してたと
いうのやから…

『話にならん…な』マスター。

けど　地方の政治屋に　
この手の人間が　
『バッコしてるのやろ…』と　鍋津根長老。

バッコ…漢字で書けば　跋扈。
書けん漢字のひとつや…。

チャイナ服で　習字する
ますぞえてた前知事に対して

最後まで　粘らんかい…と　
いうていたのも内田　
引導をわたしたのも内田。
次の候補者も　
彼の息のかかった人間。

慎太郎知事時代
このおっさんに　頭を下げた。

アメリカ相手にノーと　
言うぐらいの慎太郎でさえ
頭を下げたのは
『なんで…？』と　おばちゃん。

慎太郎の息子たちの
地盤は　東京選挙区…

都議会のドンに
たてつくと　息子らの
『政治生命が…悪くなるからや…』と　長老。

たてついたら　とりまきの利権屋が
選挙妨害しよるから…な。

息子たちのために
慎太郎は　頭を下げたという噂…。

ほんま？

そやないかと…

結局　おっさんが　
押していた候補者は　大敗。

かげりがでたものの
簡単には　
ひきさがらんやろ…

利権関係で　検察が動けば
面白くなるけど…

（蛇足番）

そんなもんも　もみ消すぐらいの
『やまこはり　らしいから…な』と　
横町の大旦那。

やまこはり≒はったりかます人物