わやいうたらあかん

大阪ことば あいうえお わ
わやいうたらあかん

いつものモーニング

平成２８年の１月…
『あらたまってなんや？』と 喫茶店のおばちゃん。

大関 栃東が優勝してから
なんと １０年間のごぶさた。

１０年前の初場所に 優勝した日本人力士。
それ以来
『モンゴルばっかしやがな…』と マスター。

平成２４年の５月場所
前頭７枚目の旭天鵬が 優勝してる。

その時 日本に帰化していたから
日本人といえるけど
モンゴルのひとやわなぁ…。

『稀勢の里 倶楽部 もぉ やめよと
考えてる…』と 鍋津根長老。

『倶楽部？ ほんま？』と おばちゃん。

『勝手連…けど もぉしまい…』と 長老。

こんな時こそ
『応援したらな 国賊や』 と マスター。

国賊…て
『わやいうたらあかん』と 長老。

わやいうたらあかん
≒無茶苦茶言うたらダメ

心臓が悪い人は　稀勢の里の取り組み　
テレビで見んほうがえぇ…
応援してたら 心臓に悪いから　
取り終えてからみたらえぇ…

あッあッ
土俵際で 突き落とされるデ

おもた通りに ドッテンと
ひっくり返ってる。

頭 低くぶつかると
相手 おらんようになるデ
あッ
『はたかれて…手ぇついてもた…』

とにかく ネガティブなイメージ
そのままに なりよる。

負けて口とんがらがして
花道下がるとき
『つらそうな顔してる…』

師匠の横綱隆の里が
急逝したのが 一番の痛手やった。

これからは…上を目指さず ハラハラさせながら　
『雅山みたいに　楽しんで相撲とったらえぇのや…』と 長老。

わやいうたらあかん。これからやデ。

（蛇足番）

それもそやけど
大関　豪栄道どないや…ねん。
『相撲忘れてしもてるがな』と　横町の大旦那。