へたってきた

大阪ことば あいうえお へ
へたってきた

こちら道修町研究所

赤星副部長は 足が強いから
競歩の選手のように
先さき歩いて行く挨拶回り…

へたってきた今成主任
『ここらで…休憩？』

へたる≒疲れ果てる

こんな程度で へたったら
『どないすんねん？』

『痛めてる股関節が どうも…？』

『痛いのか…？』

『イテテイテテ』と 主任。

居てて居てて…て
『ここに居るがな』と
副部長は冗談かましてる。

あそこで ストレッチ
『マッサージしてもらいますわ』

それにしても町中に
新しい店が出来る…と たいがい 美容室か
マッサージ店やな。

調剤薬局も
病院のソバに 競うように並んでる。

店の前の呼び込み看板をみると

今月のワンコイン（500円）サービス
☆肛門しぼり

『あれ してもらえ…』と 赤星副部長。

『何です？あんなストレッチ知らん？』

『効きそうやから…やってもらえ』

店の看板を見直すと
ペット専用マッサージ店やった。

『犬猫用ですがな…』

『肛門腺しぼり て なんやねん？』

スカンクと同じように
肛門の左右に　退化してるけど　
犬　猫にも臭腺がある…

臭腺は袋になっていて
そこに脂状の貯留物がたまってしまう。

尻を床にこすりつけてる犬が
おるけど そんな犬は
肛門腺しぼり せなあかんらしい。

ペットのワンちゃんが
へたって
床に肛門こすりつけたら要注意や。

へたる≒尻をつけて座る

（蛇足番）

数あるマッサージ店
中には 上手い人もおるやろけど
まぁ 気ぃつけなあかん
『どべたもおるから…』と 横町の大旦那。

イテテイテテ…