煮しめ

大阪言葉あいうえお
に

煮しめ

こちら道修町研究所

令和五年は
昭和以来98年になり
「平成以来
35年に 成るんやてなぁ」と
YOB(若いバァ)さん。

「降る雪や 明治は
遠くなりにけり…や」と
OOB(オオバァ)さん。

なりにけり
言うて 明治以来
「何年に なるねん？」

明治以来 156年…

それもそやけど
昭和以来 98年…やから

もはや 降る雪や
「昭和は 遠くなりにけり…や」

そんな事より もろた
「煮しめ 美味しかったわ」と
YOBさん。

その時 取材まわりの
今成主任の携帯に着信音。

アッ 会議の時間や
遅れる旨メールして帰社。

庶務のドン・トラ子が
手を合わせてる…

「何 拝んでるねん？」

「今年は アコ…」

アコとちごて
「今年は…アレ…やろ」と
言うてるとこに

川藤顧問がやってきて
トラ子が拝んでるのは
「恵方の方角のアコ…やろ」

そうです 恵方は
「南南東」

今成主任の アレは
「タイガースの岡田監督の
アレやろ…」

そうです
「アレです」

(蛇足)

虎の優勝が
アレ と言うように
今年は 代名詞の年に
なる予感が する…

「おせちの 土台は
煮しめ…」と 言う
アノ横町の あの大旦那も
アレ 期待してる。

煮しめ
≒正月用の食べ物として
特に調理するもので
鳥肉 煮干し 野菜 昆布
蒟蒻 等を 煮汁が材料に
じゅうぶん しみこむまで
煮た煮物。