たるいまま

大阪言葉　あいうえお　た
たるい

今年初めて敗戦投手になった楽天田中マー君
誰も責められん…
みんな　マー君の勇姿を胸に刻んだことやろ。
メジャーに行くのは…誰にも止められん…

いつものモーニング

ドラフトに選ばれて
『あこがれのプロに入団しても…』
『たるいままの選手もおるわな…』と
喫茶店のおばちゃん。

たるいまま≒テキパキしないまま

『スカウトの目ェが…悪いのか…』と
マスター。

『選手の見極めは
何を頼りにするのか…』と　
プロスカウトに聞いた事がある…

“足のさばき…を観ればわかる”

『フットワークが下手な選手は
絶対大成しない…』

そのスカウトは　足元を観てるそうや。

ドラフトにかかる選手の投げる守る打つは　
一定以上のレベルにあるのは当然。

『たるいはずがない…』と　鍋津根長老。

たるい≒鈍い・ぼやけてる

『基礎の基礎の源は　足つかい』

元巨人の元木大介選手
後でバレたんやが　打投守は1級品やったが…

『実は　足は遅かった…』と　鍋津根長老。

元木が四球を選び1塁に…
清原がライト前にヒット
ツーアウトやから　
元木は　2塁から3塁に向かう…

見ていた長嶋監督
『大介は　走っているのか…』

ライトから　矢のような返球で
タッチアウト…と　思った瞬間　サードの
グラブを　巧妙に蹴っ飛ばしよった。

ボールは転々と…

それを見た元木は無謀にも
ホームに滑り込む…
クロスプレー

アウトのタイミングやけど
捕手の股倉をけっとばして　間一髪　セーフ…。

（蛇足番）

長嶋監督は　その時　元木のことを
『くせものと　言うた』と　横町の大旦那。

ほんまかいな…

たるかった≒パッとしなかった

たるい≒もどかしい