たいしょう
大阪ことば あいうえお
た
大将
いつものモーニング
白鵬が たまに負けるのは
えぇけど…
稀勢の里の相撲はつらい…
後がないから…
スポーツ紙読んでたら
『
たいしょう久しぶり…』
声かけてきたのは
名前しらんけど
大正区の
大将…と
マスターから後で聞いた。
きょうび
『
大将と呼ばれるのん…珍しい』と
鍋津根長老。
大将…なんですなぁ…
そうですやろ
大将…
古典的
オオサカジンは
会話の前後に
大将
大将と合いの手のように
くっ付けて しゃべってた。
例えば
魚屋のおっさんが
『
大将 えぇ鯛でっせ…
大将
のどぐろ 刺身にどない…
大将』
それが今では
大将から
先生に代わってしもた。
居酒屋で 後から来た
知らんおっさんが
『
先生…ちょっと…』
先生ちゃうけど
何です?と返事したら
『席つめてもらえます?』
とにかく
先生と呼んだら 間違いがない。
『
先生と呼ばれたほうも
気分害することもないわな』と 喫茶店のおばはん。
マスターが そやそや…と
言いながら 思い出したように
オーディオ電源をいれた。
海援隊.:
武田 鉄矢の.
あんたが大将
黙っていればいいものを
酒の席とはいいながら
はじまりましたね…
『聴くのん久しぶり…』
あんたが大将 (あんたが大将)
あんたが大将 (あんたが大将)
何回もリフレイン(あんたが大将)
あんたが女王 (あんたが大将)
『女王も出てきてたんや…』
あんたが株主 (あんたが大将)
あんたが班長 (あんたが大将)
『班長までが 大将や…』
あんたが
主役 (あんたが大将)
あんたが社長 (あんたが大将)
あんたが
天才 (あんたが大将)
『最後の大将は?誰?』
あんたが
番長
(あんたが大将) あんたが大将
海援隊が唄う大将は
『
おやまの大将のこと…?』と マスター。
おやまの大将は
子どもの遊びなんやが
狭い範囲の中で自分が一番だと
得意になっているひとのこと。
ほんまの
大将は
二等兵からみたら
雲の上の上の…
『そのまた上の上』
昔のオオサカジンは
兵隊さんの位
よぉ知ってたけど…
きょうびのオオサカジン 知らんわ。
陸軍の階級
下から言えば
二等兵
一等兵・
上等兵・兵長
伍長・
軍曹・曹長
准尉・少尉・中尉・大尉
少佐・中佐・
大佐
少将・中将の上は
軍人ヒエラルキーの頂上
陸軍大将
せごどん
西郷
隆盛も
陸軍大将になってる。
そう言えば
天満の天神さんの境内に…
大将軍社があるけど…
あの
『
大将軍…て?どなた?』と おばはん。
『スター中の
スター』と 長老。
『…誰?』
ほしほし 金星の精
スター…
『
金星が神さん…』
なんやて?
もっと有名な所は…
『
鞍馬山の奥の院の魔王殿』
金星から
魔王(
魔王尊)が
鞍馬山に降り立った。
650万年前のことやけど…
ほんまかいな?
ほんまにしとこ。
ほな…京都の
将軍塚の将軍は どなた?
※将軍塚
京都 東山区 華頂山上の塚。
平安遷都を企図した
桓武天皇が 新しい都を守る
守護神として
鉄甲を装着し弓矢を持たせた
八尺の土偶神を埋めた…。
今も 将軍塚の地中から
都を
守護している
土偶の
将軍。
ほんまかいな?
ほんまや。
将軍塚に行くには
シャトルバスが
青蓮院から
出てるけど
知恩院の鐘つき堂の
裏手から…
ちょっと急な道を
少し登れば…たどりつく…
おすすめの
『ハイキングコースやてな…
大将』
(蛇足)
上まで 登れば 京の都の
パノラマが 眼下に
広がって素晴らしい。
西北方面の山並みに
ちょこんと
突き出た山
見えるか
大将。
『あれ
愛宕山 やで…
大将』と
横町の大旦那。