らくすれば

どんならん

2015年02月15日 00:00

大阪ことば あいうえお ら
らくすれば

こちら道修町研究所

なんもり周辺の得意先へ…
関本課長と今成主任。

日曜出勤やがな…

毎日毎日 
働くノンしんどく無いですか?』と
主任。

働いてなんぼの世界や…
『実績もあげてないモンが 何言うてんのや…』と 課長
イラついてるがな。

『…』

またやまたや 課長の説教節や…。

『オレは必至のパッチでやらな
定位置確保出来ん…
お前も結婚したんやからもっと働かなアカン』

働く…て どういうこと?わかってんのか?

人が動くと書いてく…
『なんの為や…』と 課長。

なんの為言うて…
『年棒アップしてもらう為ですがな…』

『誰の為に…?』
『誰て…嫁さんとか…』と 主任。
『わかってるやないか』と 課長。

つまり ハタラクは 
はた)の人を
らく)にしてやる
動きがはたらくという事なんや…

てな事言うてるまに ふたりは
天満天満宮の境内に…

『ほら ここみてみぃ』と 課長が
指さした石碑…に

[楽すれば 楽がわざして 楽ならず
楽をせぬ身は はるか楽々]


(蛇足番)

富山の行商薬売り達
言葉なんやけど…

行商の旅先で 
『辛い気持ちになって落ち込んだ時に
自分を励ます言葉や…』と 横町の大旦那。

境内で石碑探してみてや…。

楽すれば 楽がわざして 楽ならず
楽をせぬ身は はるか楽々

なんもり≒南森町