ねずみろっぴき
大阪言葉 あいうえお ね
ねずみろっぴき
造幣局の桜 通り抜けや
いつものモーニング
賃貸斡旋店の前通ったら
『ペット 2匹までOK…という
ビラ貼ってた…』と 鍋津根長老。
マルチーズとかチワワとか
『お座敷犬のペット好き 多い…』と
喫茶店のおばちゃん。
ペットと泊まれるお宿という
『旅行パンフもあるぐらいやから…』と マスター。
ペットに
『
ねずみ六匹…やな…』と 長老。
なんや…て?
いつもの呑み屋にて
珍しい外国の小型猿 5匹 買うてきた。
『5匹で 20万円…』と 呑み屋の大将。
わしのお金も通り抜け…
高い買いもんや。
家のカゴにいれて じっと見てると
『1匹 違う顔しとる…』
ペットショップに文句言いに行った。
『5匹のうちニホンザルが1匹
まじっとるやないか…』
お客さん 何 言うてまんねん
その猿…
『通訳でんがな…』
『落語の枕で 良く使われるネタやな』と
店の大将。
(蛇足番)
ところで
ねずみろっぴきは 大阪の洒落言葉。
ねずみろっぴき≒六チュウ≒夢中
蟻が10匹 猿が5匹で
『
ありがとう ござると いうのもあるデ』と
横町の大旦那。